★堤防決壊、ドル円 ③長期的には95年79.75円しか道標が見えない
1月末に、堤防決壊的ドル相場と題していくつかドル暴落への危機を書いたのだが、その後さらに状況が進み、2月末には「堤防決壊的ドル相場(続)」とも書いた。しかし、今日のドル円相場101円割れは、1999年及び2004年の大底ラインを割り込んだのであり、もはや堤防決壊「的」ではなく、堤防が決壊「した」というべきだろう。
長期波動で見ると、5年半前後の長期底打ちサイクルでドル円相場は推移しており、2004年12月底を前回ボトムとすれば、まだ40ヶ月しか経過していない。つまりあと20ヶ月前後の下げ余地がありうるという状況と考えられる。→ブログRanking
ドル円の天井周期を考えれば、本質的には2005年12月天井で終っていた相場。それをFX投資家の円売り他通貨買いの動きで延長されたのが07年6月天井。本来ならドル指数に見習ってもっと早く下げるべきだったのかもしれない。そうしたツケがあるということは、今後、そのツケを取り戻そうという「加速」があるかも知れないということだ。既に下値支持線であった101円台は崩されたので、あと残るは1995年の79.75円まで、過去の罫線による支持線は見当たらない。目先、99円とか97円とかで反発しても、それはもっと短い周期での戻りであり、本質はこの長期波動で進んでいくのではなかろうか。




