★堤防決壊的ドル相場(続) ①ドル円、5年半前後の周期底へ
1月末に堤防決壊的ドル相場と題して、ドル円、その他、ドルの本格的な一段安が警戒されるということを書いたが、今週の動きはまさにそれが始まったという印象だ。
ドル円相場については、昨年の10月19日のレポートで「ドル円、26ヵ月RCIの下落深刻、8年から9年周期のドル天井サイクルに捕まった可能性」を書いた。その後、1995年と2004年末の底を結んだ支持線を割ったら、もう救いようもないとも書いたが、今がその救いようのない状況への突入と思われる。
底打ち周期は5年半前後、まだ3年しか経過していない。
今起こっていることは、BRICSの台頭と世界経済のパワー構造の転換、それによる基軸通貨ドルの一層の凋落、国際商品市況の歴史的騰勢、サブプライム・モノライン問題による欧米系マネーパワーの失速と株安である。その中で、中途半端なポジションにいる円だが、当面は円高というよりもドル全面安の中で円高ドル安の底値を探ってゆく状況と思われる。ちなみに前回の円高は3年を費やした。




