「コンドームでも防げない病気」
F子さん(22歳)の、ショックを隠せない表情が印象的でした。話によれば、セックスに伴って起こる妊娠や性感染症には人一倍気を遣っていたといいます。「できちゃった結婚だけは、どうしても避けたかったから」と。そのために、2か月前から付き合い始めた今の彼とのセックスにも慎重を期していました。コンドームを最初から最後まで使うことなんて当たり前のことだったのです。
そんなF子さんが言葉に表せないほどの違和感を性器に感じたのが1か月ほど前でした。高校生の時に、母親からプレゼントされた『ティーンズボディブック』(北村邦夫:扶桑社)には、「性器自己検診法」について書かれていたことを思い出しました。「性器もあなたのカラダの一部です。それにもかかわらず、今まで見たことも触れたこともない場所になっているのは恥ずかしいことです。そこに初めて目をやり手を触れるのが他人であることを絶対に許してはいけません」
F子さんが手鏡を使って恐る恐る自分の性器を観察しますと、できものが一つ、二つ。それから、あれよあれよという間に、イボが広がっていきました。性感染症。性行為あるいは性行為に類似する行為によって移る病気のことです。性行為に類似する行為という言葉には馴染みが薄いと思われますが、例えばキス、口を使った性行為などを指します。クラミジアとか淋病、梅毒などの病気については聞き覚えがあるでしょうが、性器にイボができるのが尖形コンジローム。実は、この尖形コンジロームは、単純に性感染症といって片づけることのできない問題があります。原因はヒト乳頭腫ウイルス(HPV)という病原体。その中でも、悪性型を示すHPVは女性では子宮の入り口のガン、いわゆる子宮頸ガンの原因病原体とも言われています。したがって、尖形コンジロームに感染した女性では、生涯子宮頸ガンの恐怖と向き合って生きることを余儀なくされます。セックスの重さを感じませんか?
(´・ω・`)セックスすること自体どう考えても悪だろ
北村:第21話 「コンドームでも防げない病気」 - 毎日jp(毎日新聞)
http://mainichi.jp/life/love/kitamura/kitamura/archive/news/2004/20040819org00m100106000c.html
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