来週の外為市場、米経済の先行き懸念でドルの上値を追いにくい展開に

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来週の外為市場、米経済の先行き懸念でドルの上値を追いにくい展開に来週の外為市場では、米国経済のリセッション入り懸念が強まり、ドルの上値を追いにくい展開になりそうだ。米連邦準備理事会(FRB)が来週発表予定の経済成長予想をどの程度引き下げるかが1つの焦点となる。

 市場はすでに3月の追加利下げを織り込み始めており、ドル買いの地合いにはならないと予想されている。一方、欧州系金融機関の決算発表も続き、警戒感は緩んでおらず、ユーロ/ドルは小動きとなりそうだ。

 予想レンジはドル/円が106.00―109.00円、ユーロ/ドルは1.4540―1.4840ドル。

 <米経済指標は弱含み、ドル/円は再びレンジ内>

 18日から始まる週では、米経済指標や株価動向をにらんだ展開になりやすいと見られている。米国ではインフレ懸念よりも景気後退懸念が強まっていることが背景。ロイヤルバンク・オブ・スコットランド・ヘッドオブFXストラテジーの山本雅文氏は、こうしたなかで20日発表の1月米消費者物価指数(CPI)に関して「よほど強い物価上昇が示されない限り、反応は限定的」と見ている。また、ドル/円は「これまでのレンジ上限だった108円を上抜けしたことで、やや円ベアの見方が出てきており、株価が大きく下がらなければ円の上昇余地は限定的になっている」と指摘する。

 <ユーロ/ドルは小動き、欧州系金融機関の決算で警戒感>

 ユーロ/ドルは、どちらかといえばユーロ買いの展開が予想される。米経済指標の弱含みが予想される中、対ユーロでもドル売り圧力が強まると見られている。ただ、欧州金融機関の決算発表に対する警戒感も強く、方向感が出るまでには至らない見込みだ。19日に英バークレイズ(BARC.L: 株価, 企業情報, レポート)、20日にはBNPパリバ(BNPP.PA: 株価, 企業情報, レポート)の決算発表が予定されている。

 BNPパリバは1月30日、2007年第4・四半期の利益は前年を下回るとの見通しを明らかにした。それによると、第4・四半期の純利益は前年同期比41.8%減の10億ユーロ(14億8000万ドル)、営業粗利益は同7%減の22億ユーロとなる見込み。前年同期は、それぞれ17億1900万ユーロ、23億9800万ユーロ。世界的な信用収縮が第4・四半期のリスクコストに及ぼした影響は3億0900万ユーロに上った。

 スイスの金融大手UBS(UBSN.VX: 株価, 企業情報, レポート)は14日、2007年通年および07年第4・四半期決算を発表した。07年通年の純損失は43億8400万スイスフランとなったほか、ドイツのコメルツ銀行(CBKG.DE: 株価, 企業情報, レポート)も同日、2007年通年および07年第4・四半期決算の業績は、米サブプライム(信用度の低い借り手への住宅ローン)関連の追加評価損について2億4800万ユーロの影響受けたという。こうした発表を受けても外為市場への影響は限定的だったが、市場では「予断を許さない状況」(証券)としている。

ソース元:http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30360120080216

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