<巨額損失>仏銀大手、トレーダーの不正取引で7600億円

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【ダボス(スイス)】フランスの銀行大手ソシエテ・ジェネラルは24日、男性トレーダーの不正取引で49億ユーロ(約7600億円)に上る巨額損失が発生したと発表した。1人のトレーダーの不正による被害額としては、世界で前例のない規模。同行の株主の弁護人は同日、パリ検察に詐欺、背任などで告発の手続きに入った。中央銀行のフランス銀行も調査に乗り出した。

 不正をしたのは欧州株指数の先物を扱うトレーダー。昨年から今年初めにかけ、権限を大幅に越えて不正な取引をし、巨額の損失を抱えた。取引内容は特殊なものではないが、トレーダーは管理部門で取引手順を熟知していたことを悪用し、損失を架空取引で隠そうとしたという。不正は19日に発覚し、同行はトレーダーを解雇した。

 これとは別に同行は米低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で新たに20億5000万ユーロ(約3200億円)の損失が出たことも明らかにした。

 損失を穴埋めするため、同行はモルガン・スタンレー証券などを引受先に55億ユーロの緊急増資を行う。同行取締役会は、ブトン会長兼最高経営責任者(CEO)の辞任申し出を否決した。

 金融界では英投資銀行ベアリングズが95年、トレーダーの株式先物取引の失敗で約1400億円の損失を出したことが発覚し、破綻(はたん)した。日本でも同年、大和銀行(現りそな銀行)ニューヨーク支店で嘱託行員が債券売買の失敗で約1100億円の損失を出したことがわかり、組織ぐるみで報告を遅らせたとして米国から撤退を命じられた。

http://mainichi.jp/select/biz/news/20080125k0000m020150000c.html

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