『洗濯代行』ビジネス、じわり拡大「5年後には10億円市場」との予想も

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『洗濯代行』ビジネス、じわり拡大「5年後には10億円市場」との予想も

タオルにTシャツ、下着から靴下まで、日ごろの汚れ物を洗って乾かし、たたんで返してくれる洗濯代行ビジネスが広がりつつある。クリーニングよりも安く、コインランドリーでの時間待ちも要らない。洗う手間ひまが省けるため単身者や高齢者の利用が見込まれており、請け負う業者もクリーニング店を中心に増えている。

明石市二見町のクリーニング店。洗濯代行は、経営者の妻、志方祐子さん(42)が今年一月、別会社「マザーズハンド」を設立して始めた。顧客はまだ数えるほどだが「コインランドリーの利用者に好評。待ち時間が省けるし、安くつく場合もあります」と志方さん。

汚れ物の詰まった専用の布袋を利用者から回収し、洗濯機で洗って乾燥機にかけた後、たたんで下着や靴下などの種類ごとにビニールで包装。回収の二日後に配達する。

専用の袋は二種類あり、大きい方は一回三千円。世帯の人数にもよるが、一-二週間分の汚れ物を詰められ、Tシャツだと六十-八十枚(八-十キロ)入る。一袋ずつ洗濯するため、他人の汚れ物と一緒になることはないという。洗濯物に直接触れる作業はすべて女性スタッフが担う。

家事の外注が一般的な欧米ではよく知られたサービスだが、日本では昨年ごろから首都圏を中心に普及し始めた。東京の大手には運送会社経由で全国の洗濯物が集まる。

昨年二月に全国チェーンの洗濯代行「デリウォッシュ」を始めた創楽(東京)の利用者は現在、二千六百人。単身のサラリーマンが中心だが、エステサロンなどの法人利用も増えているという。

バブル経済の崩壊後、不況にあえぐクリーニング業界。かつては一兆円産業といわれたが、利用者が激減し、市場規模は四千億円程度に縮小している。さらに近年は原油高などの影響で洗濯用溶剤が値上がりし、クリーニング代に転嫁できず経営が苦しい業者も多い。

今後は高齢者の利用も期待できるなど、一気に需要が伸びて「五年後には十億円市場」との予想もあり、新規参入は増えそうだ。


神戸新聞|経済|洗濯代行ビジネス、じわり拡大
http://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/0001024899.shtml

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