ドル/円当面のターゲットは105円、6月末にかけてドル売りの見方も

金融市場で信用不安がいったんは後退したことを受け、ドル/円の当面のターゲットが輸出企業の採算ラインとみられる105円に切り上がってきた。
ドルは前週末に104円半ばまで一気に跳ね上がったが、週明けの東京市場では上値が重い。今後は米経済のファンダメンタルズの強さを見極めながらの慎重な相場展開となりそうだ。→RANKING
<目先のターゲットは105円へ>
きょうはバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算発表が予定されているが、「内容が予想の範囲内なら、その後はドル買いになるのではないか」(三菱東京UFJ銀行上席調査役、佐原満氏)との見方も出ている。週明けの東京市場では、複数の市場参加者が輸出企業の採算ラインの105円を目先のターゲットとしている。
<米ファンダメンタルズからドル高慎重論も>
しかし、「米経済のファンダメンタルズがさえないことに変わりはないので、ドル急伸は意外な展開」(国内金融機関)との慎重な見方が根強いのも事実だ。週明けの東京市場朝方の取引で一時104.07円に上昇したことで、足元は堅調に見えるが、「上値を追う展開でもない」(国内金融機関)と指摘されている。
「ファンダメンタルズ面での今後の注目点は、米雇用情勢の悪化がどれほど消費を減速させるかだ。ただ、5月中ごろから所得税還付などの減税措置が実行に移されるので、消費減速の緩衝効果が得られるかもしれない」とクレディ・スイス証券の経済調査部バイスプレジテント、小笠原悟氏は指摘する。「米ファンダメンタルズの弱い地合いが続けば米金利が低い状況下、ドルが売られやすい状態が継続するだろう」と同氏はみている。
市場では、当面の目安となる105円の水準は、前月に付けた安値95円台から10円程度上昇することになり、売りが強まるとみられている。
ドル/円当面のターゲットは105円、6月末にかけてドル売りの見方も Reuters
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-31420220080421
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