
欧州中央銀行(ECB)は10日の理事会で、政策金利を年4.0%に据え置くと決めた。据え置きは10カ月連続だ。
市場には、米低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題に端を発した金融市場の混乱への対応や、景気てこ入れのために利下げを求める声もあるが、ユーロ圏で強まっているインフレ懸念を抑えるため、金利維持の姿勢を堅持した。 →RANKING
ユーロ圏では今年3月の消費者物価指数(速報値)の上昇率が3.5%に達し、過去最高水準に達している。その一方で、金融機関が相互に信用不安を強めているため、ユーロ建ての銀行間取引市場では金利が高止まりしている。
ECBは金利の据え置きを通じて、インフレの抑制策を優先した形だ。ただ、足元の信用不安は収まっていないため、利上げにも踏み出せない状態だ。
■英中央銀は0.25%引き下げ
英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は10日の金融政策委員会で、政策金利を現在の年5.25%から0.25%幅引き下げて年5.0%にすると決めた。利下げは、今年2月に0.25%幅引き下げて以来、2カ月ぶり。
英国内では、米低所得者向け(サブプライム)住宅ローン問題の余波で住宅市場の減速感が強まっており、景気の先行きにも不透明感が出ている。金融機関が住宅ローンの貸し出しを減らす動きが目立っているため、BOEは利下げを通じて、住宅市場への資金供給をてこ入れする狙いがあるものとみられる。
asahi.com:欧州中央銀、10カ月連続金利据え置き - ビジネス
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