蚊の発生を10円玉で抑制できることを確認=日本銅センター

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蚊の発生を10円玉で抑制できることを確認=日本銅センター

銅製のポットと、ガラス製ポットで、ヒトスジシマカ幼虫の発育状況を比較した。ガラス製では八日目から羽化を始め、十二日目では90%が正常に羽化した。それに対し銅製では、一日目から幼虫が死に始め、十五日ですべて死亡。羽化した幼虫はなかった。また黄銅よりも銅の方が効果が高かった。ガラス容器に銅や黄銅のファイバーを、さまざまな量で入れ、チカイエカ幼虫の発育状況を観察した。銅ファイバーを一リットルあたり〇・五グラム入れた容器では、七日間ですべての幼虫が死亡。黄銅で同じ量の場合、すべての幼虫が死亡するのに二十日かかった。

水に溶け出した銅イオンには、大腸菌などに対し殺菌効果があることがこれまでの実験でも示されている。銅センターでは「昔から、墓地の花入れには十円銅貨を入れて蚊がわくのを防ぐという知恵があった。だが蚊の発育抑制効果を実証したのは初めてではないか」と話している。 →RANKING

蚊は刺されるとかゆい厄介者というだけでなく、病原菌の伝染にもかかわる。温暖化の影響か、これまで生息していなかった蚊も広がっている。銅センターでは現在、実際の公園に銅器を設置して、長期間の実証実験を行っている。「安全性や環境への影響も確認し、銅の活用法を拡大したい」としている。

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