
啓太の新総理生活に待ったはない。各省からは次々に総理の署名を待つばかりの様々な文書が持ち込まれる。また、首相就任式、記者会見、ありとあらゆる閣議、と分刻みのスケジュールが啓太に襲いかかった。さらに啓太は、所信表明演説の草案作りにもとりかからなくてはならない。理香には文書は読まずに署名するだけでいいと言われるが、一つの文書に啓太は目を止める。“被害”“住民訴訟”“国は責任を認めず…”といった文言が目に飛び込んできて…。
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