【テクニカル分析】ウィリアムズの%R(Willia's%R) オシレーター指標

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1.%Rとラリー・ウィリアムズ

%R(William’s%R)とは、米国の有名な先物・株式トレーダーのラリー・ウィリアムズが1966年に開発したオシレーター系指標で、現在でも人気のあるオシレーターの1つです。一定期間の価格変動幅の中で直近の終値が相対的にどのレベルにあるのかを測定し、主に短期間の売買タイミングをはかるための指標です。

【テクニカル分析】ウィリアムズの%R(Willia's%R) オシレーター指標

 2.%Rの求め方・使い方

では、その計算方法はと言うと、計算式は以下の通りになります。

 %R=100[(H10-C)/(H10-L10)]
  C=直近の終値(日中であれば現在値)
  L10=過去10日間の最安値
  H10=過去10日間の最高値

%Rの特徴は、RSIやストキャスティクスと目盛りの数値と売られ過ぎ/買われ過ぎの基準の関係が逆、ということです。買われ過ぎは-20から上のラインで、売られ過ぎは-80から下のラインとなります。特に上記のオシレーターを見慣れている人は、最初は戸惑うかもしれません。一方、使用法については、RSIやストキャスティクスとほとんど変わらず、行き過ぎの水準で買い・売りを判断し、中でも価格と%Rの動きが逆行する乖離が起こっていたときは特に重要な売買シグナルとみなします。

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3.%Rの利点と問題

上記の%Rの計算式を見て、ストキャスティクス(ファースト)の%Kと似ている、と気づいた方もいらっしゃるかもしれません。参考までに%Kの計算式を書いておくと(期間は10日間)、

 %K=100[(C-L10)/(H10-L10)]
  (記号の意味は%Rの式に同じ)

となり、違いは分子部分が高値と終値の差か、終値と安値の差か、という違いのみということがわかります。つまり、同じ期間の%Kと%Rを比較すると、目盛りの数値は違えど、その動き方は一致していることになります。ここで、ストキャスティクス(ファースト)についておさらいすると、使用するのは動きの早い%Kに加えて、より滑らかな線を描く%Dを用い、それらの線が警戒水準でクロスするのを売買シグナルとします。これによって、%Kの動きだけで判断する時に生じるであろうダマシをいくらか排除することができるわけですが、%Rにはそれに当たるものがないのです。つまり、%Rは小さな値動きにも敏感に反応し、逆張りのタイミングに素早く乗れるチャンスを提供してくれますが、同時にダマシも多く出やすい、という問題があるのです。

前述のように、開発者のラリー・ウィリアムズが主に日ばかりを中心に短期売買を得意とするトレーダーであることから、自分の売買スタイルにふさわしい指標を求めた結果だと言えるでしょう。つまり、ダマシの排除よりも、早く、多くシグナルが出る指標作りを行ったというわけです。他のオシレーターと比べて、%Rはより反応が早く、その結果他のオシレーターよりはややダマシが出やすくなるように思えます。かと言って、%Rのダマシを排除するためにあまり期間を長くしすぎると、「角を矯めて牛を殺す」ことにもなりかねません。主に短期売買向けの指標、と冒頭に書いたのはそういう意味です。ちなみに、ラリー・ウィリアムズは%Rを当初20日間で検証していましたが、それを目安に期間は選んでみてはいかがでしょうか。→ブログRanking

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