1.オシレーターの基本-モメンタム
まずご紹介したいオシレーターは、「モメンタム(Momentum)」です。株式の投資家の皆様は、この言葉をよく耳にすると思います。英語で「勢い」「弾み」を意味するこの言葉は、例えばアナリストレポートなどで「強い業績モメンタムが株価をサポートする」あるいは「同業他社との比較から成長のモメンタムは低下していると見られる」などの使われ方をされます。テクニカル指標としてのモメンタムが測ろうとするのは、価格の上昇/下落の勢いで、その求め方はきわめて単純です。
2.モメンタムの求め方・使い方
モメンタムでよく使われる期間は10日間です。この場合、算出式は以下の通りです。
M(モメンタム)=V-V10
V=直近の終値
V10=10日前の終値
モメンタムは当日の終値から10日前の終値を引き、出た正か負の値をゼロのラインの上下に書き込んでいくことでできあがります。
最も一般的な使い方は、ゼロラインを上抜いたら買い、下抜いたら売り、というものですが、さらに重要なのは、値動きとモメンタムの動きを見比べることにより、その名の通り相場の「勢い」がわかることです。例えば、ゼロより上にあるモメンタムがさらに上に行けば、上昇の勢いがさらに強まっていると言えます。逆に、ゼロより下でさらに下に行くのであれば、下落の勢いが強まっている、と言えます。そして、実際の価格が上昇・下落しているのにモメンタムが横ばいになってきたら、上昇/下落の勢いが落ちてきている、と判断できます。言い換えれば、価格の動きとモメンタムの動きが乖離してきたら、そのトレンドは一旦止まるか、あるいは転換に向かう可能性がある、ということです。
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