【テクニカル分析】CMO(Chande's Momentum Oscillator) オシレーター指標

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1.CMOとは

 CMOは、1994年にトゥーシャー・シャンデが発表したオシレーターで、正式名称を「The Chande Momentum Oscillator」といいます。この指標はRSIと比較されることが多く、使い方など共通する部分も多いですが、RSIには無い特徴もあります。例えば、買われ過ぎ・売られ過ぎの判定だけでなく、トレンドの強さを測定することができるという点などです。以下では、RSIとの比較をしながら、CMOという指標の性格を見て行きたいと思います。

【テクニカル分析】CMO(Chande's Momentum Oscillator) オシレーター指標

2.CMOの仕組みと使い方

 CMOは、前述のようにRSIと似ています。その計算の基準になるのは、RSIと同じく、終値の前日比上昇幅及び下落幅なのですが、若干式に違いがあります。まず、期間中の終値のデータを、前日比プラスだったもの、マイナスだったものに分け、その値幅をそれぞれ合計する、というところまでは同じですが、最終的な式は以下の通りになります(以下は日足での計算)。

          CMO1-CMO2
CMO(n)= ---------  × 50 + 50
          CMO1+CMO2

n     = 指標の設定期間
CMO1 = n日間で前日比プラスだった日の値幅合計
CMO2 = n日間で前日比マイナスだった日の値幅合計

  RSIとの大きな違いは、指標の設定期間による平均を行わず、かわりに定数「50」を加えることです。これにより、前日比プラスだった日の値幅合計がマイナスの日よりも大きければCMOの値は50を上回り、その逆なら50を下回ることになります。こうしてできたCMOは、買われ過ぎ・売られ過ぎの判定や、価格とオシレーターの逆行を売買シグナルにする、という使い方はRSIと共通しています。実際、多くの場面でCMOとRSIはよく似た動きを見せます。

3.CMOのもう1つの使い方~トレンドの強度測定~

 ただ、CMOにはもう1つ、オシレーターの数値からトレンドの強さを測定する、という使い方があります。この場合は、買われ過ぎ・売られ過ぎを見るのではなく、CMOの数字が100に近ければ近いほど上昇トレンドが強く、逆に0に近ければ近いほど下落トレンドが強い、という見方をします。つまり、期間中の変動幅の中で上昇幅の合計が下落幅の合計を上回った分が上昇トレンドの圧力、下落幅の合計が上昇幅を上回った分が下落トレンドの圧力、と解釈するわけです。これは、とった期間によって値を平均しないため、前日からの上昇幅をそのまま上昇・下落の勢いの判断材料にできるという考え方から来ているのでしょう。CMOを見る時は、50%より上にあるか・下にあるかだけでなく、その値の大きさにも注目です。

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