- 2008年3月27日 10:10
- テクニカル分析
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1.バランス・オブ・パワーとは
バランス・オブ・パワー(Balance Of Power、以下BOP)は、イゴール・リヴシンという人物が開発した指標です。その名前からロシア系の人物であることは想像がつきますが、それ以上については今回色々調べてみたものの、結局不明でした。ただ、BOP自体はその構造自体がきわめて単純なことからか、米国のチャートソフトには結構組み込まれていることが多く、人気の高い指標となっているようです。この指標は、ブルおよびベアの強度を測定しようとするもので、特に価格が極端に一方向に振れている相場では、まだトレンドが継続するのか、あるいは天井(底)なのかどうか、判断する時に使うと効果的だと言えます。
2.バランス・オブ・パワーの仕組み・使い方
BOPの計算の基準になるのは、1日の始値・高値・安値・終値です。まず、この4つの値を以下の式に代入します。
BOP=(終値-始値)/(高値-安値)
そうして求めた期間中のBOPの移動平均を算出して、平滑化させます。ここでBOPが取り得る値は-1~1となり、値が-1に近ければ近いほど相場はベアの勢力が強く、逆に値が1に近ければ近いほど相場はブルの勢力が強い、と判断します。つまり、上昇局面でBOPが1に近いところで推移している時、そして下降局面で-1に近いところで推移している時は、そのトレンドは勢いを維持していると考えるわけです。BOPにおいては、特に売買シグナルのようなものは特に設定されていないようですが、価格が上昇しているにもかかわらず、BOPの値が減少に向かうような逆行が見られた時は、そのトレンドの勢いが弱まっていると考えることができます。 →RANKING
3.バランス・オブ・パワーの注意点
計算式にもある通り、BOPはあくまでも始値・高値・安値・終値のみが基準となりますので、1日の中で付かなかった価格については考慮されません。例えば、前日から窓を開けて始まっていたりする場合や、ストップ高、ストップ安に1日張り付き、といったケースでは実際の相場の勢いを反映してくれないようなこともあります。しかし、他の指標と組み合わせることでその問題はかなり解消されます。特に、BOPと違い、1日の変動幅を全く考慮しないテクニカル指標と一緒に使うと、よりトレンド継続・転換の「確認」が取れる、という意味で効果的だと思います。特に、終値と期間中の高値・安値しか考慮しないストキャスティクス、または終値が前日プラスかマイナスかのみを考慮するRSI、あるいは出来高を使った指標などをお使いの方は、それらが売買シグナルを出しているとき、BOPでもトレンドの継続あるいは転換が示唆されているかどうかを確認してみてはどうでしょうか。ダマシを減らせるケースも多いと思われます。




