【テクニカル分析】エリオット波動理論7
フィボナッチ級数(数列)と波動理論の原理
フィボナッチ級数は13世紀のイタリアの数学者、レオナルド・フィボナッチが発見したもので、このフィボナッチ級数がエリオット波動理論の数学的基礎となっています。
◆フィボナッチ級数の特徴M
フィボナッチ級数は、「ウサギの出生率」に関する数学的解法として発表され、1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144……と無限に続く数列です。この数列はさまざまな特性を有しますが、以下のような関係が最もよく知られたものです。
(1)連続する2つの数の和はその上位の数(上記の2つの連続する数字の合計は、次の数に一致する)。
〈例〉1+1=2、 1+2=3、 2+3=5、 3+5=8、 5+8=13、・・・という具合です。
(2)どの数もその下位の数に対しては1.618倍(フィボナッチ数列の数値を1つ前の数値で割ると、1.618という数値になる)。数値が大きくなればなるほど、1.618に近づく。
〈例〉13÷8=1.625、 21÷13=1.615、 55÷34=1.6176、 144÷89=1.6179
(3)どの数もその上位の数に対しては0.618倍(1つ後の数値で割ると、0.618という数値になる)。数値が大きくなればなるほど、0.618に近づく。
〈例〉8÷13=0.6153、 13÷21=0.6190、 34÷55=0.6181、 89÷144=0.6180
(4)どの数も2つ下位の数に対しては2.618倍(フィボナッチの系列の数値を2つ前の数値で割ると、2.618という数値になる)。
〈例〉34÷13=2.6153、 55÷21=2.6190、 89÷34=2.6176、 144÷55=2.6181
(5)どの数も2つ上位の数に対しては0.382倍(2つ後の数値で割ると、0.382という数値になる)。
〈例〉34÷89=0.3820、 21÷55=0.3818、 34÷89=0.3820、 55÷144=0.3819
(6)0.618を2乗すると0.382、1.618を2乗すると2.618となる。
1.618や0.618、0.382という数値は、黄金分割とか黄金比率、平均律と呼ばれた数値で、その比率は古代ギリシャのパルティノン神殿やエジプトのピラミッドの建築様式にも使用されています。この比率は、エリオット波動理論では目標値を定めるのに欠かせない数値です。日本でも昔から2/3戻し(0.618は61.8%)とか1/3戻し(0.382は38.2%)といった様に使用されています。その他に重要な数値は、1÷2(0.5=50%)、1÷1(1.00=100%)も重要なサポートもしくはレジスタンスとなります。
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